動悸

動悸のメイン画像

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動悸に悩む女性のイラスト

動悸があると次のような不安に襲われたりします。

「心臓が止まったらどうしよう」

「何か重病なんじゃないか?」

「救急車を呼んで早く対処した方がいいのかな?」

心臓は大変重要な臓器になるので、動悸が起こると大変不安になったりします。中にはもちろん急を要する病気による動悸の場合もあるのですが、それほどあわてなくても問題のない動悸もたくさんあります。

動悸とは

動悸に悩む男性の画像

動悸とは心臓の鼓動をいつもより感じる状態を指しますが、鼓動の仕方で次の3つのパターンに分けられたりします。

①ドックンドックンと大きく鼓動する感じ

この動悸は通常通りの心臓の鼓動を大きく感じている状態で、特に問題ありません。

②ドキドキドキドキと早く鼓動する感じ

この動悸の場合でも問題のないことが多いですが、様々な病気などが原因として考えられる場合もこの動悸が起こるので注意が必要になります。動悸の他にも、めまいやふらつき、息苦しさ、胸の痛み、意識が遠のく感じなどを伴い、不安感や不快感にもさいなまれたりします。このような症状が一瞬だけ起こっておさまることもあれば、数分から数時間続いたりします。また、運動をした後に起こることもあれば、安静にしているのに起こる場合もあります。まず何が原因になっているかを確かめるためにも病院を受診するといいでしょう。

③しゃっくりのように詰まる感じの鼓動

この動悸では脈がとんだように感じたりします。脈がとぶと言えば不整脈ということで、大変不安に思わる方も多いですが、大半はそれほど問題のないことが多かったりします。

 

動悸には問題がないものも多いのですが、やはり②のドキドキと早く鼓動する動悸には注意が必要で、この動悸がなぜ起こっているのかということをまず特定することが回復のためにも重要になります。

動悸の原因

心臓を手で押さえる男性のイラスト

次に動悸の原因について先ほど説明した3つのパターンから考えられるものを紹介していきます。

①ドックンドックンと大きく鼓動する感じ

この動悸の原因は心理的なものがほとんどです。例えば夜中の真っ暗な寝室の布団の中などで、通常の心臓の鼓動が大きく感じられる場合がありますが、これは静かな場所で神経が研ぎ澄まされた結果、心理的にそう感じてしまうということだったりします。

②ドキドキドキドキと早く鼓動する感じ

この動悸の場合先ほどもふれたように特に問題のない場合と、注意が必要な場合があります。

特に問題のない場合というのは、例えば人前で発表する時や、合格発表などで「心臓がドキドキする」と表現して緊張を表すように、緊張した時などに誰にでも起こりうる自然な反応になります。

心臓の働きは自律神経によってコントロールされています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、それらが拮抗することで血管の働きや心臓などの内臓の働きを調節しています。

簡単に言うと交感神経は活動を促し、副交感神経はリラックスを促します。人前で発表する時は交感神経が優位に働くことで活動が促されますが、精神的なプレッシャーなどが強いとそれが一時的に過剰に働いたりします。そうすると自ずと筋肉も緊張しますし、呼吸も荒くなりますし、心拍も上がります。それが動悸として感じられるのです。これはごく自然な体の反応でよくあることです。緊張やプレッシャーなどがなくなると落ち着いてきて普段通りに戻ります。

しかし、中には理由なく突然、交感神経が過度に働いて激しい動悸を起こしたり、その他にも呼吸困難やめまい、発汗などが起こることもあります。これがパニック障害で起こるパニック発作です。この場合の動悸などの症状は「死んでしまうかもしれない」と思うほどの激しさだったりします。

自律神経の働きの乱れから起こる動悸は他にもうつ病、不安障害、適応障害、更年期障害、甲状腺機能亢進症などでも起こることがあります。

また、心臓の病気である不整脈でも発作性鼓動が早くなることがありますが、不整脈では他にも鼓動が不規則になる場合もあります。不整脈の中でもよく知られているのが心房細動ではないかと思いますが、この場合もやはり鼓動が早く不規則になったりします。

他にも動悸が起こる心臓の病気には急性心筋梗塞などの急性の心不全があります。この場合、動悸の他にも激しい胸痛や呼吸困難、嘔吐、冷や汗などが起こります。命にかかわるのですぐに救急車を呼ぶなどします。

③しゃっくりのように詰まる感じの鼓動

この動悸の90%は期外収縮に当てはまります。期外収縮は多くの人にみられる不整脈でほとんどの場合は心配ありません。原因としては自律神経の働きの乱れにあることが多く、ストレスや疲労、アルコールやカフェインの摂取が影響したりします。特に心配がないと言っても期外収縮が気になってしまいそれがストレスになって期外収縮を起こすという風に悪循環を生んでしまう場合があります。

また、少ないですが期外収縮には心筋梗塞や心筋症などの心臓の病気が原因になって起こっている場合もあるので、そういった重大な病気を見逃してしまわないように、まずは病院で検査を受けるといいでしょう。

心臓や体に異常がないのに頻繁に動悸がおきていましたが、落ち着きました。

滋賀県大津市自営業30代男性(仮名 森岡康平様)

2年前くらいから頻繁に動悸が起きるようになり、心臓に異常があるかもしれないと思い病院で検査を受けましたが異常がなく悩んでいました。

いくつかの病院にいっているうちに心療内科を勧められ、受診しましたが「ストレスと自律神経ですね」と言われました。

しばらく様子を見ていましたが少しずつ酷くなっているような感じがして怖くなって色々見てもらえそうな病院や整体や鍼灸を探していて重野整体院様を見つけました。

初回に先生の話を聞いているうちに、なぜ動悸が起こっているのかを丁寧に説明して下さり、こんなに丁寧な対応は初めてですごく安心できました。

また、今まで病院で聞いた話しとは全く違うものだったのですが、安心感がありました。

その後、月に1回ですが数カ月施術を受けると動悸は起こらなくなりました。

今後も先生のお話をできるだけ思い出すようにして体と心を大切にして生きます。

動悸でお悩みの方へ、院長からの一言

動悸が酷いと、少し怖いイメージを持たれる方は多いかと思います。

心臓の異常をイメージしてしまいますから仕方がありませんね。

しかし、動悸は自律神経が今までの生活の中で肉体面や精神面色々な部分で無理をしてこられた結果です。

御自身の身体の訴えとして動悸がでていると捉え、本当のあなた自に合った生き方をすれば動悸がでなくなることがとても多いのです。

病院に行っても一向に良くならない動悸でお悩みでしたら御相談下さい。

重野整体院